Excite エキサイト : 社会ニュース■発達障害の可能性を指摘 殺人の高1男子で捜査書類
長崎の事件を期に発達障害と事件が関連があるように書かれていることが多くなった気がします。
発達障害がある人間は、人を傷つけたり殺したりする。
その関連性を父は否定できるだけの論拠を残念ながら持ちません。
うちの殿様も児童相談センターで「
広汎(こうはん)性発達障害」と診断されたことがあります。
将来、殿が人を傷つけることがあるかどうか、それは誰にもわかりません。
「お友達をたたいたらいけないよ」って言っても殿には理解が出来ません。
たたこうとする仕草は怖いし、たたかれると痛い、っていうのは知っています。
けれど”たたく”という行為とその意味や動機をまだ完全に体得していません。
「人に暴力をふるうことの重大さを理解していないから人を簡単に傷つけるのだ!」と言われれば、たしかにそうなのです。が、発達に障害のある子供らはその障害ゆえに理解が難しいのが現状です。
しかし、傷つけられた側としては、障害があろうとなかろうと傷つけられたことに変わりはなく怒りや痛みが生まれるのは当然です。
それを「この子には障害があるので勘弁して欲しい」と言われて「はい、そうですか」と納得される人は少ないでしょう。
本当にどうしたらいいんでしょう・・・
それぞれの子供にはその子なりの発達のスピードがあり千差万別です。
いくらわかりやすく教えてもすぐには出来ないんです。
一生かかっても出来ない、理解出来ないこともあります。
やっと出来た小さなことを大喜び出来るのは障害児の親ならではの醍醐味ですが、いつまでも出来ないことを悲しく悔しく思っているのも親と子供本人です。
私たち親は子供を支援して下さる方々と一緒に子供に対して一生懸命働きかけをしています。その子なりに頑張っています。
多くの方が、その事を頭の隅に少しでもおいてくれるとうれしいです。(殿父)