あと2回寝ると卒業式の朝です。
天気予報によると、どうやら天気があまり良くないみたいです。
先週の体育館であった卒業式の練習でのことです。
練習中、殿は静かに座り続けられず、周りの児童の椅子を軽く蹴っていたようです。
( 手遊びならぬ、足遊び ではないかと推測してます )
殿の隣にいたA君が「
止めろ」と少し強い口調で殿を注意しました。
悪いのは殿です。注意されて当然です。
ところが他のクラスメート達からA君は逆に「
言い方が悪い」と逆に注意されてしまいました。
せっかく注意してくれたのに、逆に非難されちゃったA君、ほんとにゴメンね
やはりこのクラスには殿を擁護する空気に包まれているみたいです。
「
いまの6年生はすごい!」
以前の特担もTTの先生も口をそろえておっしゃいます。
なぜだか、俗に言う”悪い子”がいないそうです。
そして男子女子問わず、”優しい子”が多いのだそうです。
殿はラッキーでした。
学区内の幼稚園に3年間通えたおかげで、一緒に育ち学んできた仲間がいました。
そして小学校に入学し、学年の半数の児童は殿を知る幼稚園の仲間でした。
みんな大きくなるにつれて殿との関わり方も変わっていきました。
小学生になってからよく遊んでくれるようになった子、そしてその逆の子。
3、4年生になると女子はとにかく面倒見がよくなってくるようで、お昼休みの支援学級はそんな女子で連日賑わっていました。
5、6年生になった男子の中には、殿が殿母と一緒にいるとクールなんだけど、大人の目の届かない(
つもりの)ところではとても優しく接してくれた子もいます。
「
殿くん」と呼ぶ、クラスメート達の声の響きをいつまでも覚えていたいです。
殿の居場所を求めていたのは殿父です。
でもそんな特別席は最初っからこの子達のあいだにはありませんでした。
いっしょに居ることに何の違和感もないのかもしれません。
ほんとうにこの子達は、感動モノ です。
ちょっとまえに、ある保育士の方に、こんな話をしたところ
「
きっとお友達も、殿くんからいろんなことを学んでいるはずですよ」
と、言われ、またまたウルウルほろりの殿父でした。